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2008年7月11日 (金)

かいごふくしし。

日本の介護サービスでのマンパワーを補う為に海外からの介護福祉士の受け入れを政府は検討しているようです。
しかしそれで根本の解決になるのでしょうか?むしろ問題が複雑となり、解決が困難な泥沼になる様に感じます。人が足りないから、海外の豊富なスタッフを。。。これでは本末転倒です。

現在の介護スタッフが少ない理由ですが、諸説あるでしょうがやはり1番は金銭面の問題です。殆どの人は真面目に働いてもワーキングプアーです。それで仕事内容は夜勤あり、下の世話ありで過酷です。そりゃ若い人間が就労したくなくなるのも当然です。

この現状を打破しないまま、海外の人員を受け入れるとどうなるかですが、まず人数だけなら問題を解決できる人数を確保できるでしょう。しかし質です。
海外のスタッフの技術云々ではありません。
例えば、日本では在宅介護を押し進めていますが、これに対応した介護サービスには運転免許が必要です。国際免許を持っている人がどれくらいいるのでしょう?都会は知りませんが、田舎なら訪問先が数キロ先は基本です。まさかその為に運転手をつけるわけにもいきませんし。
さらに言語能力も疑問です。介護を受けられる方は高齢です。地方の方では地元の若い者でも難解な方言を使う方も多いです。QOLを高める、良質な介護を行ううえでコミュニケーションは最重要ですが、どうなのでしょうか?
更にいうと差別問題です。残念ながら日本には差別は残っています。日本人以外には寛容とはいえません。介護サービスでは利用者さん(意思疎通困難な寝たきり)のお家に伺う事もあり、必ずしもそこに家族はいません。ようは無防備です。異国の人が我が家に留守中にやってくる。これを良しと思わない人は多くいます。現状、日本人だから信用されている側面は大きいです。

入所系施設にしてもコミュニケーション能力の問題や差別感の問題は払拭できません。

これらの問題がある状態で、施設はあえて海外のスタッフを雇用するのでしょうか?しても限定的になる様に感じます。実際、日本で海外のスタッフができるサービスは限定的になるでしょう。てか、できない事が多くなるでしょう。

しかし国にしてみればスタッフの総数が増えたんだし、業務改善の余地を施設に与えた事になるのだから、保険料を厳しくする口実にできます。スタッフの増員、仕事量の軽減が口実に。

すると介護報酬は据え置きになり、施設には海外スタッフを雇わないといけない状況が置かれる。でも、日本人の方が使い易いから雇いたい。でも給料が介護報酬で決まる以上、給料は安い。日本人は介護分野から離職が多くなる。ますます海外勢増員。エンドレスループ。。。
日本の介護崩壊。

これは僕が少ない脳みそフル回転で描いた最悪のシミュレーションです。こうならない事を祈るばかりですが、どうしても他の未来が思い浮かびません。。。

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コメント

私の祖父も言ってました
「怖い」と。
暗闇の中歯だけ白く浮かぶのは不気味だと。
どこまで冗談か解りかねますが・・・
後期高齢者医療制度といいなんというかねぇ・・・

投稿: はれるや | 2008年7月12日 (土) 00時25分

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