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2007年4月13日 (金)

かいあく。

昨年、診療報酬の見直しがあり外来リハビリ、入院リハビリ共に大幅な制限が生まれました。脳卒中系で180日までしか医療保険下のリハビリは行えずそれ以降は介護保険下でのリハビリとなります。整形外科疾患なら150日です。
膨れ上がる医療費対策として、永遠とリハビリを続ける人、病院を集会場と勘違いして毎日通う老人をターゲットとしてその周囲のリハビリの必要な人まで手当り次第に切り捨てを行いました。
結果、外来リハビリで採算を取る事は難しくなり多くの病院は外来から撤退、撤退しなかった病院も業務の縮小を余儀なくされました。
『切り捨て』られた患者様は国の推奨する介護保険下のサービス(デイケア、訪問リハビリ)に移行しました。

この春、リハビリに関して大きな変化がありました。

1つ目は岐阜県に関してですが、デイケアでのリハビリの介護点数の引き下げです。昨年の医療保険改正に伴って多くの患者様がデイケアや訪問リハビリに移行しました。その為、介護保険の額が膨らみました。すると今回は介護保険料の引き下げです。リハビリをやっても、保険料(施設に入るお金)が減額される。すなわち施設、デイケアにしたら採算が取れない。岐阜市内でも多くのデイケアがリハビリ業務から撤退、業務縮小をしました。

2つ目は外来、入院患者様に対する締め付けです。昨年の改正では回復の見込みのある人のみ例外的にリハビリを継続できるとうたっていました。その為、長期的に見て回復の見込みのある人には訓練が継続されました。しかし、今回の改正では具体的な指標(歩行速度や関節可動域)が必要となり、更に報告が1月単位で必要です。長期的にみて回復する人の多くは、1月単位でリハビリ成果の出ない人です。数年単位で変化の出る人も居ます。そういった人は今回の改正では切り捨てられます。実際、今回の法改正で外来をできなくなる患者様も多く居ます。また、介護保険下でリハビリを受けている人は医療保険でリハビリを受けられなくなりました。
更に先ほど脳卒中系で180日と書きましたが、逓減されます。140日を越えると保険点数(病院の収益)が減ります。病院によっては入院期間を短縮する所もあるでしょう。一部マスコミで今回の改正は良い、みたいな評価をしてますが大間違いです。患者様も病院、施設も痛手しか受けないまさに改悪です。

病院の収益なんて、保健点数に左右されます。病院は慈善事業ではありませんから、収益が上がらなければその部門が閉鎖されます。現在の所、法の締め付けが甘いのは訪問リハビリですが、これも近いうちに潰されるでしょう。
近い将来、リハビリの受けられない社会が来るかも。。。

これからリハビリ職を目指そうとしている学生さん、将来性は少ないよ。。。

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